「お前そんなんで楽しいんか?何かおもろいことせいや」 とある飲み会の席。 場を盛り上げることを強要する先輩に対し萎縮する後輩たち。 六畳一間の空間は、もはやその権力構造の修羅場と化す。 そこにおいて繰り広げられる暴力性と人物たちの 悲哀からにじみでる空気感を、カメラは鋭く捉える。 ドキュメンタリーとフィクションとの垣根を揺さぶる 緊張の断片劇。 (第三回宇治シネペックパンフより転載)